正月は、いつからいつまでなのか・・・?
刻一刻と2018年が終わりに近づいていますね。2018年が終わりになったら、当然のごとく2019年が始まります。
日本人にとって、年末年始の大型連休は、とっても楽しみなものでしょう。
1月4日から、学校や仕事は始まりますが、それでもまだ正月が終わっていないって事を御存知でしたか?
それじゃあ、正月はいつからいつまでなんだろう・・・って思っちゃいますよね。
という事で、正月がいつからいつまでなのかをお伝えしようと思います。
正月とは、新年を迎えられた事を先祖に感謝する年中行事です。
おせち料理や正月飾りなどで、正月を祝うのです。
正月は1月1日から1月31日までを正月というのだそうです。
しかし、私達が新年と認識しているのは、1月3日までか松の内までの期間・・・こんな風に思っている人がほとんどではないかと思います。
でも正月飾りは、3日を過ぎても、まだ飾っている様な・・・?
考えれば、考える程、疑問が浮かんできますよね・・・?
ちょっと調べると、正月の期間は、特に決められていないようです。
ですので、「正月の期間は、この日からこの日までですよ」と
言い切る事は出来ませんが、正月の期間として考えれるものが、
いくつかありますので、ひとつずつご説明しますね。
- 三が日(さんがにち)・・・・・3日間
1月1日、2日、3日の3日間で、多くの企業や官公庁は、三が日を正月休みとし、
1月4日が仕事始めとなります。
- 松の内(まつのうち)・・・・・7日間、または15日間
松の内の始まりは、1月1日で、終わりは地域によって異なり、関東では1月7日まで、
関西では1月15日までとなっております。
- 二十日正月(はつかしょうがつ)・・・・・20日間
二十日正月とは、1月20日のことです。
元日にお迎えした年神様(毎年、正月に各家にやって来る、豊作や幸せをもたらす神様)が
お帰りになる日で、正月料理や餅などを食べ尽くし、正月行事がすべて終わる日と考えられています。
- 正月(しょうがつ)・・・・・1ヶ月間
もともと正月とは、1月の事を指していました。つまり、1月の1ヶ月間すべてが「正月」だったのです。
でもそれにしても、「正月って数字じゃないけど何でなんだろう」と疑問に思いませんか?
実は1年のはじめの月を新暦では「1月」、旧暦では「正月」と呼ぶからです。
旧暦は東アジアで使われていたもので、日本では天保暦とも呼ばれています。明治5年に廃止され、現在使われている新暦となりました。
古代中国で正月は「王正月」と呼ばれ、皇帝が正月をいつにするか決めたことに由来します。この暦が日本にも伝わり、正月という呼び名が定着しました。
他にも正月には「新春」「年明け」「初春(はつはる)」「歳旦(さいたん)」「年初(としはじめ)」「年頭」「睦月(むつき)」など様々な呼び方があります。
正月について、もうすこし詳しく説明しますと・・・
実は、正月という言葉には、期間をあらわす場合と行事をあらわす場合があります。
そして行事としての正月には様々な区切りがあるのです。地域によっても様々です。
- 正月事始め・・・12月8日(地域によっては13日)を「正月事始め」といい、1年の汚れを落とす「煤払い」や、
門松やおせち料理を作るための薪を取りに行く「松迎え」など正月を迎えるための準備をはじめる日とされています。
- 元日(がんじつ)元日は1月1日のことを指し、国民の休日に制定されています。
またこの日から2日にかけての夜に見る夢を「初夢」といい、「一富士二鷹三茄子」が夢にでてくると縁起がよいとされています。
- 元旦、元朝(がんたん、がんちょう)・・・元旦は1月1日を指すこともありますが、その日の朝もしくは午前中という意味が強いです。
元旦の「旦」の字を見ていただくと、太陽が昇っていることを表しているのが見て取れますよね。
ですので、「元日の朝」という表現はあっても、「元旦の朝」という表現はおかしいので注意しましょう。
- 三が日・・・期間は1月1日〜3日です。日本の官公庁をはじめ、多くの企業が休日としている期間で前年の12月29日からの休日を含め6連休となります。
元日以外は法定外の休日です。
以上が、正月を指します。